格闘技徒然草

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UFC323:第1試合・ムハメド・ナイモフ vs. マイロン・サントス

フェザー級だったが、ナイモフが1.5ポンドオーバー。ナイモフ46位、サントス54位。

タジキスタンのナイモフは31歳。UFC5勝1敗(2KO勝ち)、キャリアでは13勝3敗(5KO・3一本勝ち)。バックボーンはテコンドーで、アジアジュニア選手権で複数回優勝し、世界ジュニア選手権でもメダルを獲得したことがある。21歳でアメリカに渡り、そこでMMAを始めた。2023年にUFCデビュー。今回は、それ以来となるアメリカでの試合。UFCでの唯一の敗戦はフェリペ・リマ戦。

ブラジルのサントスは25歳。UFC3勝0敗(1KO勝ち)、キャリアでは16勝1敗(8KO勝ち)。昨年のTUFフェザー級ウィナー。サッカーを諦めてキックを始め、その後MMAに転向した。パワーのある右ストレートが武器だが、TUFデビュー戦でKO勝ち後は2試合続けて判定勝ち。3月のフランシス・マーシャル戦は、13のメディアすべてがマーシャルを支持(うち10はフルマークでマーシャル勝利)という微妙な判定での勝ち。フェザー級まで18kgの減量が必要なため、前戦はライトに上げていたが、フェザーに戻した今回はとうとう計量失敗してしまった。

オッズはナイモフ3.25倍、サントス1.36倍。

両者オーソドックス。カーフを蹴るナイモフ。インロー。サントスもカーフを返した。サントスがプレッシャーを掛ける。右ハイ。蹴り足をキャッチしたサントスだが離した。サントスの右がヒット!一瞬効いたナイモフが距離を取る。タックルを見せたがサントスに反応され離れた。サントス右ハイ。ナイモフがタックルで飛び込むが、頭が当たりタイムストップ。組んだ状態から再開。ナイモフがケージに押し込む。残り1分。入れ替えて逆にダブルアンダーフックに捕らえたサントス。離れた。プレッシャーを掛けるサントス。ナイモフのバックスピンキックは空振り。サントス飛び蹴り。ホーン。

1Rはサントス。

2R。ナイモフが組みに行くが、逆に両脇を差される。サントス大内刈り。こらえるナイモフだが背中を向け、サントスのスタンドバックに。正対してケージに押し込んだナイモフ。しかしまた入れ替えたサントス。ダブルレッグに切り替えようとしたナイモフだが脇を差されていて入れず。押し込むナイモフに対し、サントスはブレイクアピール。離れた。ジャブからワンツーを入れるナイモフ。タックルに入るがサントスはディフェンスしてアッパーを入れる。またカーフキック。サントス首相撲ヒザ。攻め手が無くなってきたナイモフ。またタックルに行くが、サントスが受け止めて引き剥がす。ホーン。

2Rもサントス。

3R。ナイモフが右を入れたが、打ち終わりにサントスのワンツーがアゴにビッグヒットしダウン!パウンド!KO!

サントスKO勝ち。UFC本戦では初のKO勝ち。しかし体重オーバーがいただけない。次回はまたライトに戻すべきでは。