ミドル級。Tapologyではマリク43位、トロコリ69位。
マリクは28歳。UFC2勝0敗1分(2KO勝ち)、キャリアでは8勝0敗1分(7KO・1一本)。レスリング・柔術がベースでフィジカルが強い。テイクダウンからのパウンドが武器。プロデビューから8連勝で・全フィニッシュで、うち6度が1R勝利。しかし今年6月の前戦は、UFC5勝5敗のコーディ・ブランデージ相手に手数が少ない試合となり、3R目にダウンしたブランデージをパウンドラッシュでKOしたものの、直前にバッティングがあったためにテクニカル判定に。結果、2・3Rを取ったマリクが勝利とコールされたものの、州のローカルルールでは途中で終わったラウンドは判定の対象としないために、後に提訴によりドローへと変更になっている。いずれにしても、3戦目でだいぶ化けの皮が剥がれてしまった。
ブラジルのトロコリは34歳。UFC0勝2敗、キャリアでは12勝5敗(3KO・5一本)。デビュー戦は独眼竜シャラマゴをケージに押し込んで苦戦させるもKO負け。昨年11月の2戦目はTUF準優勝(決勝は負傷欠場)というUFCでは最下層レベルのトレーシアン・ゴアとの対戦で、ケージに押し込んでタックルを狙って頭を下げたところをギロチンに捕まって一本負けで2連敗。
オッズはマリク1.09倍、トロコリ7.50倍。前戦で評価が下がったマリクだが、相手がさらにそれを下回る評価のトロコリのため、今大会一番のオッズ差に。
両者オーソドックス。飛び込んでワンツーを入れたマリク。また飛び込んでタックル。小手投げで投げようとしたトロコリだが、マリクが倒して上に。一度立って花荒れたが、トロコリの立ち際にパンチで飛び込むとニアマウントに。起き上がろうとしたトロコリにギロチン。スタンディングで絞めるとトロコリタップ!
あっさり決着。オッズ差どおりの実力差があった。マリクが良かったのか、トロコリが駄目すぎたのか微妙なところ。