格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+64:第5試合・ジャイルトン・アルメイダ vs. パーカー・ポーター

ヘビー級。

本来はライトヘビー級のアルメイダだが、相手のマキシム・グリシンが欠場となり、代役がヘビー級のパーカー・ポーターに。ポーターがヘビー級リミットちょうどで計量をクリアしたのに対し、アルメイダは20kg近く軽い101.6kgでのクリア。それでもオッズは大差でアルメイダ優勢。昨年コンテンダーシリーズで一本勝ち、UFCデビュー戦は1勝1敗のダニーロマルケスにテイクダウンからのパウンドで1RKO勝ち。MMAと並行してグラップリングマッチにも出場しているグラップラー

ポーターはUFCデビュー戦はアルメイダ同様ヘビー級では計量のクリス・ドーカスにパンチを打ち込まれ1RKO負け。その後は前座クラスでグダグダの試合を繰り返したものの3連勝中。勝ちパターンはテイクダウンかケージ押し込みでの判定勝ち。

アルメイダすぐに出てタックル。ケージでこらえたポーターだが、尻クラッチからテイクダウン。ハーフ。押さえ込みながらパウンド。鉄槌連打。腕でブロックするポーター。下で固められたままのポーター。残り1分半でようやく上半身を起こして立ちに行く。が、両足を束ねてレッグマウントにしたアルメイダがパンチを打ち込むとまた寝かされる。パウンド・鉄槌連打を入れるアルメイダ。マウント!パウンドを打ち込み、背中を見せたポーターにチョーク。パームトゥパームで絞めてタップアウト!

アルメイダ、階級上の相手に全く危なげなく完勝。

UFC on ESPN+64:第4試合・オマール・モラレス vs. ウロシュ・メディチ

ライト級。

モラレスはサンフォードMMA所属でここまで3勝2敗。キック・空手がベースだが、KO勝ちより一本勝ちが多い。昨年9月のデビュー戦はUFC1勝1敗のジョナサン・ピアースにテイクダウンを奪われる展開で、1Rはすぐ立って対処していたが、2Rにバックマウントを切り替えして上になりアナコンダチョークを仕掛けたものの、外されてバックを奪われチョークで一本負け。

セルビアメディチはローカル・コンテンダーシリーズ・UFCデビュー戦すべてがKO勝ちだったが、昨年9月の2戦目ではUFCライト級3勝1敗のジェイリン・ターナーに打撃で劣勢な展開となり、ケージに詰められてのパンチのラッシュでしゃがみ込み、バックを取られてのチョークでキャリア初黒星を喫した。

長身のメディチが打撃を打ち込んでいく。モラレスもハイを返す。右を当てたモラレス。両者距離を取って単発の打撃を打ち合う展開が続く。残り30秒で手数を増やしたモラレス。前に出てパンチを打ち込んでいくが、終盤メディチの右がヒット。クリンチでしのごうとするモラレス。ホーン。

1R手数と有効打でややメディチ

2R。前蹴りを顔面に入れるメディチ。モラレスは距離を詰めて打撃を入れる。モラレス前に出てパンチ連打から左ハイをヒット。メディチの左が入ってモラレスダウン!すぐ立ったがメディチ仕留めに来た。ケージを背負ったモラレスに強烈なパンチがまたヒットし腰が落ちる。立て直したが、さらにワンツーがヒットしダウン!レフェリー止めた。

モラレスは止められた瞬間は納得いかない表情を見せていたが、連続してクリーンヒットをもらっていては仕方がない。

UFC on ESPN+64:第3試合・ジョナサン・マルチネス vs. ヴィンス・モラレス

バンタム級

マルチネスはこれがUFC10戦目となる。ここまで負け→勝ち→勝ちを繰り返し6勝3敗とそこそこのアベレージを残しているが、前座~中堅戦線から抜けられていない。バックボーンはテコンドーで、遠い間合いからの蹴りが主体のストライカー。

モラレスはUFC3勝3敗。レスリングとアマチュアボクシングがバックボーンのストライカー。現在2連勝中で、前戦ではルイス・スモルカを軽量級離れした豪快なパンチでダウンを奪ってのパウンドでKOしている。

スイッチを繰り返すモラレス。マルチネスカーフキック。両者牽制の打撃のみで、なかなか仕掛けない。じわじわ詰めていくマルチネス。牽制のジャブから飛び込もうとしたモラレスだが、マルチネスがそこにカウンターのパンチをヒット。カーフキック。前蹴り。詰めるモラレスにパンチ・ミドルを入れたマルチネス。プレスしてケージを背負わせた。サークリングするモラレス。ジャブから連打をヒットさせるモラレス。両者スイッチを繰り返してなかなか間合いに入らず。マルチネスがハイ、ローを入れる。ケージまで詰めて残りわずかで飛び膝を放ったマルチネス。ホーン。

1Rマルチネス。モラレスはカーフを蹴られた左足がかなり腫れている。

2R。間合いを詰めてきたモラレスだが、コラレス距離を取りかわすと左足にインロー。さらにカーフキック。出られないモラレス。マルチネスの間合いで蹴りをもらっている。モラレスが飛び込むところにパンチを合わせたマルチネス。またカーフキック。前に詰めていくモラレスだがマルチネスがテンカオをあわせる。せめてがないモラレス。前に出て行くが、マルチネス下がって距離を取る。間合いが狭まるとテンカオ。ホーン。

2Rマルチネス

3Rも距離を取って打撃を入れていくマルチネス。モラレスが飛び込んでパンチを放ってもバックステップでかわされる展開が続く。間合いが詰まるとテンカオを入れるマルチネス。残り1分で距離を詰めてきたモラレスにタックル。テイクダウン。モラレスヒップスローを狙い、防がれたがそのまま立つ。しかしマルチネスはすぐにタックルでテイクダウン。スクランブルで上を取ったモラレス。最後のチャンスでパウンドを入れるが、マルチネスが下から足関を狙いタイムアップ。

三者フルマークでマルチネス勝利。

終始自分の距離で戦い危なげない勝利。モラレスは工夫がなかった。

UFC on ESPN+64:第2試合・チェイス・フーパー vs. フェリペ・コラレス

フェザー級

まだ22歳のフーパー。引き込み・今成ロールなどで積極的に極めを狙いに行くトリッキーなスタイルだが、ベテランのアレックス・カサレスには攻めを潰され判定負け、前戦も組んで引き込みから足関を序盤から狙っていったものの、凌がれ続けて判定負け。ここまで2勝2敗。打撃やテイクダウン、フィジカルがまだUFCレベルではないため、極めの一点で突破しようとしているが、読まれてしまうと厳しい。まだ若いので成長している可能性はあるが…。

ブラジルのコラレスはここまで2勝3敗だが、フェザー級で1勝1敗、バンタム級で1勝2敗。前戦はバンタム級だったがまたフェザーに上げる。チーム・ノゲイラ所属でジャングルファイトフェザー級王者。柔術&柔道黒帯のグラップラー。勝っても負けても打撃で劣勢になり、終盤失速しがち。

いきなり左を打ち込んだフーパー。パンチからタックルへ。胴をクラッチしたがコラレスが投げた。しかし下からボディロックして立ったフーパー。なおもテイクダウンを狙うが、コラレスが差し返すとパンチを入れて離れた。打撃を打ち込むフーパー。コラレスが蹴りを入れるとキャッチしてテイクダウン。すぐバックに。反転したコラレスが上に。パウンドを落とす。下から返そうとしたフーパーだが、コラレスがケージをキャッチしたとのことでスタンドで再開。フーパーは下からでも良さそうだったが。すぐ組んだフーパーだがコラレスが投げた。しかしフーパオモプラッタで返すと上に。ギロチン。外れたが今度はバックマウント。四の字バック。正対したコラレスだがパウンドをトスフーパー。コラレス立つがフーパーがボディロックしテイクダウン。またパウンド。ハーフから肘。肘を打ち込むとダースチョーク。やや浅いか。外れたがフーパーパウンドラッシュ。コラレスが立ったがなおもパンチ連打を入れる。ホーン。

1Rフーパー。かなりアグレッシブだがスタミナは大丈夫か。

2R。すぐタックルに入ったフーパー。ボディロック。投げを狙ったコラレスだがこらえたフーパー。そのまま腕を極めに行くが、雑で下に。サイドを取られうが、足を絡めるとサドルロック。コラレスが立つとフーパーまたボディロック。投げを狙うコラレス。こらえたが、フーパーは引き込んでスイープを狙う。潰されて下になるが、下からダブルアンダーフック。が、外されパスされる。ガードに戻したフーパーが足関狙い。ハーフからスイープしてバックを狙う。が、首投げで返され下に。ケージを蹴って返しバックに回ったフーパー。また雑な腕十字を狙い下になる。パウンドを落とされるがフーパー下から外ヒール。回転して外すコラレスだがフーパーが上を取るとバックマウント。残り15秒。パウンド・肘を入れるフーパー。ホーン。

2Rフーパー。

3R。パンチで出てすぐに組みついたフーパー。ボディロック。バックを狙うがコラレスが正対すると放してパンチ連打。そこからタックルへ。テイクダウン。コラレス立ったが足をすくって倒したフーパー。しかしコラレスが返して上に。が、下から足を絡めてスイープしたフーパー。パウンドを落としつつマウント。根負けしてきたコラレス。バックマウントからチョーク。腕をつかんで不正だコラレスだが、うつ伏せにして体を伸ばしパウンド。バックマウントから殴るフーパー。コラレスぐったりしてレフェリー止めた!

勝ったフーパーはUFC3勝すべてがフィニッシュ勝利。しかし攻めが雑すぎて何度もポジションを失いピンチに陥ってしまった。下からのリカバリーやスイープが上手いとはいえ、さすがにちょっと無駄に不利な状況になりすぎ。ただ、今後改善されていけば、上位を狙えるポテンシャルはある。

投げでチャンスを作ったコラレスだったが、ずっと攻め続けるフーパーにスタミナを削られていき次第に失速した。

UFC on ESPN+64:第1試合・エリス・リード vs. サム・ヒューズ

女子ストロー級

リードは昨年7月に代役でUFCデビューしたが、その時は階級上のフライ級で、2階級上のバンタム級ランカーのシジェラー・ユーバンクスにテイクダウンされると一方的に攻められ1Rパウンドアウトで完敗。本来のストロー級に戻した3月の2戦目はUFC1勝0敗のコーリー・マッケナにテイクダウンは奪われたものの、打撃のヒットで上回りスプリット判定勝ち。

ヒューズはUFCデビューから3連敗。判定負けした試合も2Rまで取られているのに3Rフィニッシュを狙う素振りを見せないまま負け。しかし4度目のチャンスとなった前戦はONEでタイトル挑戦経験のあるUFC0勝1敗のイステラ・ヌネスにテイクダウンしてパウンドを打ち込むと、ヌネスに立ち上がる動きがないのに助けられ判定勝ちでようやくUFC初勝利。高校・大学時代は陸上をしており、MMAのトレーニングを始めたのは23歳と遅いが、プロデビュー後2年でUFCとの契約を果たしている。現在29歳。

パンチの打ち合いから四つに組んだヒューズがダブルアンダーフックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるリード。差し返して凌ぐと肘を入れて離れた。サイドキックを放つと右をヒットさせたリード。パンチで攻勢。ヒューズまたタックルへ。ケージまで押し込むと尻クラッチでテイクダウン。パウンドを落としながらパスを狙うが、リード下から殴り返す。パスできずガードから自ら立つヒューズ。リードの立ち際に組みついた。またテイクダウン狙い。ダブルアンダーフック。倒せないが膝を入れていく。ホーン。

1Rヒューズ。

2R。打撃で出たリードにすぐ組んだヒューズ。ボディロックからすぐにテイクダウン。サイド。ガードに戻そうとするリード。ヒューズはがっちり押さえ込みながらパウンドを入れる。ハーフ→ガードまで戻したリードだが、ヒューズ密着したままボディを殴る。下からリカバリーできないリード。ヒューズが自ら立つが寝たままのリード。ヒューズパス。サイドからマウントへ。残り30秒。体を起こしてパウンドを入れるヒューズ。肘連打。ホーン。

2Rヒューズ。

3R。プレスしていくヒューズ。リードがケージ際まで下がるとタックル。簡単にテイクダウン。すぐにサイドへ。リードサイドを取られた体勢でギロチンに抱えるが外される。サイドからマウントを取ったヒューズだが、逆サイドに移行。足を絡めたいリードだがサイドをキープするヒューズ。またマウントへ。肘。パウンド。ブリッジするだけのリード。肘連打が入りレフェリー止めた。

ポジショニングで圧倒したヒューズ。3連敗から2連勝。

リードは徐々にテイクダウンディフェンスやポジションキープが弱まり、最後は一方的だった。

修斗:北海道大会で西川大和 vs. チェ・ジウン決定

前回と同じくウェルター級契約。

ジウンはこの選手であれば、ここまで2勝1敗。

www.tapology.com

一本負けしたデビュー戦はウェルター級だったが、その後の2戦はライト級。5分2R、3分3Rの試合しかしておらず、西川の相手としてはミスマッチ。

Eagle FC47:メインイベント・ジュニオール・ドス・サントス vs. ヨルガン・デ・カストロ

ヘビー級。

UFCヘビー級王者JDS。ヴェラスケスとの3度のタイトルマッチでの激闘後もランキング上位を維持し、2017年にスティーペ・ミオシッチの王座に挑戦したが1RKO負け。そこから3連勝したものの、その後4試合連続KO負けでリリース。2月にボクシングの試合が組まれていたがキャンセルとなり、2020年12月のシリル・ガーン戦以来の復帰戦となる。

カストロは元キックボクサーで、MMA4戦全勝でコンテンダーシリーズに出場、1RKOでカーボベルデ共和国初のUFCファイターとなった。UFCでも初戦は1RKO勝ちしたが、そこから3連敗でリリース。1月のEagle FCデビュー戦では1Rギロチンチョークで勝利している。

軽快にステップを踏んでローを入れたJDSカストロは右フックを大振りして牽制。ローの蹴り合い。JDSカーフキック。カストロの右がヒット。手応えが合ったのか詰めていくカストロJDSは距離を取りサークリングすると、ジャブ、カーフキックを入れていく。なおもプレッシャーをかけるカストロ。ケージ際を回るJDSカストロの右がヒット。JDS出てきた。パンチから前蹴りを腹に入れる。さらにバックスピンキック。ゴング。

1Rややカストロ

2R。すぐに詰めてきたカストロJDSケージまで下がるが、組み付くと脇をくぐりスタンドバックに。カストロ正対して引き剥がすとまた出ていく。ケージに詰まったJDSにパンチを打ち込む。なんとかかわしたJDS。しかしなおも詰めていくカストロJDSまたカーフキック。しかしパンチを打とうとして躊躇する場面が見られる。カーフキック。効いた素振りを見せたカストロ、蹴られた左足を引いてスイッチ。逆にケージに詰めるJDS。インロー。右ハイ。残り1分。カストロの大振りのパンチをかわす。逆にケージに詰めたJDSがパンチ連打からバックスピンキック。かわされてケージを蹴るJDS。ゴング。

2RはJDS

3R。詰めるJDS。パンチを打ったJDSだが突然距離を取る。右肩を脱臼している。悔しそうに雄叫びを上げるJDSだが続行不能に。

カストロTKO勝ち。

2Rは押し返していたJDSだが、自らパンチを放った際に肩を脱臼してしまいTKO負け。

Eagle FC47:セミファイナル・ヘクター・ロンバード vs. チアゴ・シウバ

ライトヘビー級。

ロンバードはBellator初代ミドル級王者。UFCではウェルター級でも戦ったが、6連敗でリリースされた。その後ベアナックルボクシングなどにも出場し、MMAUFCリリースらい4年ぶり。今回はライトヘビー級に。腹が出ている。元柔道キューバ代表で現在は44歳。

チアゴ・シウバも元UFCファイターで、ランキングにも入っていたが暴行事件をお越しリリースされたのが2014年。その後はACBなど世界各地のイベントで試合をしていて、勝ったり負けたり。39歳。

ロンバードがスタンドでパンチをヒットさせるとシウバ後退。すぐに詰めてパンチのラッシュをしたロンバード。ダウン気味に倒れたシウバにパウンド連打。なんとか下からホールディングして防ぐシウバ。ハーフで押さえ込みつつパウンドを入れるロンバード。サイドからネックロック。シウバ立ったがロンバード足払いで倒す。すぐまた立ったシウバ。ケージに押し込んでいるロンバードだが、シウバがパンチで抵抗する。離れた。完全に足が止まっているロンバード。ラッシュでガス欠か。シウバが蹴りを打ち込んでいく。ゴング。

1Rロンバード。

2R。スタンドで出ていくロンバードだがシウバのパンチを貰い膝をつく。しかしそこでシウバがロンバードの頭部に膝を入れてしまいタイムストップ。膝自体はそれほど強くあたったようには見えなかったが続行不能で試合終了。

裁定はノーコンテスト

勝ちのチャンスをみすみす逃したシウバ。アクシデントということだが、たまたま足があたったとかではなく、明らかに膝蹴りを打ちに行っているし、反則減点した上でテクニカル判定にするのが妥当では。

ONE157:ゲイリー・トノン vs. タイ・ルオトロ

ライト級グラップリングマッチ10分1R。グラップリングマッチは2年ぶりのトノン。

首四つでクラッチを狙う両者。タイがタックル。切ったがスリップして下になったトノン。すぐにパスしたタイがダースチョーク。がっちり入りタップアウト!

現在はMMAに専念しているが、少し前までグラップリングでもトップ選手のトノンを圧倒。強い。

ONE157:青木真也 vs. ケイド・ルオトロ

ライト級グラップリングマッチ。10分1R(判定あり)。

タックルのフェイントを見せるケイド。ケージ際へ。青木がケージを背負う展開。タックルのフェイントを見せるが深く組まず離れる。組みついたケイドがバックに回った。足をフックしようとするケイド。青木は防いでいるが、同時に首も狙おうとするケイド。正対しようとする青木。がぶったケイド。青木立った。離れる。ケイドが組んで左脇を差す。青木はオーバーフック。離れた。ケイド離れる。ケージを背負う青木。組んでいったケイド。オーバーフックする青木だが腕を抜いたケイド。組んだ体勢からコーナーを蹴ってバックに回ったケイド。グラウンドに引き込んでバックマウント。四の字バックへ。チョーク。顎の上で放す。正対しようとする青木だがケイドついていく。首狙いは防いでいる青木だが攻めに転じられない。ギロチンに切り替えたケイド。浅い。放したケイド。またバックに。ハーフバックからツイスターフック。しかし解除して立った青木。残り1分。すぐケージを背負う青木。青木にイエローカードが出て再開。ケイド引き込んで下からバギーチョークを狙うがタイムアップ。

判定でケイド・ルオトロ勝利。

青木相手にほぼ一方的に攻め続けて勝ったが、フィニッシュできず悔しそうなケイド。

UFC on ESPN+64:オッズ/予想と展望

ホリー・ホルム 1.40
ケトレン・ヴィエイラ 3.00
サンチアゴ・ポンジニッビオ 2.10
ミシェウペレイラ 1.77
チディ・エンジュクアニ 1.44
ドゥスコ・トドロヴィッチ 2.85
エリク・アンダース 2.60
パク・ジョンヨン 1.49
ポリアナ・ヴィアナ 2.05
タバタ・ヒッチ 1.80
ジャイルトン・アルメイダ 1.17
パーカー・ポーター 5.10
ジョセフ・ホームズ 1.53
アレン・アメドフスキー 2.60
オマール・モラレス 1.71
ウロシュ・メディチ 2.20
ジョナサン・マルチネス 1.45
ヴィンス・モラレス 2.80
チェイスフーパ2.55
フェリペ・コラレス 1.56
エリス・リード 1.65
サム・ヒューズ 2.35

メインは女子バンタム級ロンダ・ラウジーを衝撃的なハイキックKOで下してUFC史上最高のアップセットを起こしたホルムももう40歳。女子ではサラ・マクマンに続く2番目の年長者となる。昨年、2度試合が組まれたがいずれも負傷欠場していて1年半ぶりの試合。ロンダ戦はもう6年半も前のことになるが、現在もランキング2位をキープしている。直近5勝3敗で、3敗はすべてタイトルマッチでの負け(バンタム1回、フェザー2回)。しかし、アマンダ・ヌネスに挑戦した3年前の試合では1RでKO負けし、若いヌネスとの間に完全に勝負付けがついてしまう内容だった。元ボクシング&キック世界王者だが、最近はグラップリングも向上している。

挑戦者のヴェエイラはランキング5位で、ホルムより10歳若い30歳。柔道・柔術がバックボーンで、押さえ込んで判定勝ちする地味なスタイルのためなかなかチャンスを与えられなかったが、昨年11月の前戦は元王者で復帰2戦目となるミーシャ・テイト相手に初のメイン。UFCの目論見としてはテイトが勝ってタイトル戦線に進むことを期待していたのかもしれないが、両者スタンドで手数が少ない展開となり僅差の内容で判定勝ち。

現王者のペーニャは前王者ヌネスとともに、現在放送中のTUFでコーチを務めており、夏以降にコーチ対決でのダイレクトリマッチが行われる予定のため、この試合でどちらが勝っても、タイトル挑戦はだいぶ先になりそう。

打撃の差でホルムが判定勝ち。

セミではMMA四次元殺法のペレイラがついにランカー挑戦。UFCデビュー戦を1RKOで飾った後、計量失敗の体調不良で判定負け、さらにレジェンドのディエゴ・サンチェスには勝っている展開からグラウンド顔面膝を打ち込み反則負けと連敗したが、その後は時折派手な攻めを見せるものの、勝負どころでは手堅いスタイルで4連勝。

ランキング14位のポンジニッビオは、ATT所属のストライカーで、最近はカーフキックを効果的に使っている。UFC10勝中5KO。

オッズはペレイラがフェイバリットだが、沸かせる試合をするファイターではあっても、UFCランキング入りまでする実力があるとは思えなかった。だから勝てなくても会場を盛り上げる色物ファイターになるのかと思ったが、最近は色物的な攻めを(比較的)封印して結果が出てきている。果たしてランカーの壁を超えられるのか。

ポンジニッビオ判定勝ち。

第1試合開始は22日朝5時から。速報します。