格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PFL2024#4:第2試合・ジュリアナ・ベラスケス vs. リサ・モールディン

女子フライ級リーグ戦。ベラスケス6位・0点、モールディン9位・0点。

元Bellator女子フライ級王者のベラスケス。柔道がバックボーンでブラジル国内大会での優勝経験もあるが、オリンピック出場を果たせなかったことで28歳でMMA転向。2017年からBellatorに参戦すると、5連勝で王者イルマレイ・マクファーレンのタイトルに挑戦し、判定勝ちで王座獲得。しかし、2022年4月にリズ・カモーシェに4Rグラウンドでのヒジ連打でレフェリーストップ負けすると、12月のダイレクトリマッチでも2R腕十字で一本負け。さらにリーグ初戦でカモーシェとの3連戦目(カモーシェはその間に別の相手と対戦している)が組まれて判定負け。キャリア12勝の後3連敗中だが、相手はすべてカモーシェ。37歳。

モールディンはPFLチャレンジャーシリーズから本戦出場を果たした選手だが、リーグ初戦はPFL最推しファイター・ダコタ・ディッチェバにボディを効かされての1RKO負け。実力的には今回のリーグ戦で末端レベルにいる。34歳。

サウスポーのベラスケスにモールディンはオーソドックス。モールディンが左に回りながらジャブで牽制。ベラスケス様子見。手を出さない。左を入れたベラスケス。モールディンが蹴りをキャッチしてケージに押し込むが、ベラスケス入れ替えた。いら替えたモールディンだがベラスケスがパンチを打ち込むと顔面にヒット。ダウン気味に倒れたモールディン。ガードを取る。パウンドを入れるベラスケスに腕十字を狙ったモールディンだが、ベラスケス防いだ。なおもパウンド。足で阻んだモールディン。ベラスケス立って足を蹴る。隙を見て立ったモールディンだが、またパンチを入れるベラスケス。残り1分。決勝進出にはフィニッシュが必要なベラスケス。詰めていくが手が出ない。残り10秒でケージに詰めて左右のパンチ。左ボディ。効いた。膝を着いたモールディンをバックから殴るがゴング。

1Rベラスケス。しかしこれで決勝トーナメント進出の上位4人に入るのは絶望的に。

2R。プレスするベラスケス。モールディンローシングルでベラスケスの右足首にしがみつく。頭を潰したベラスケス。引き剥がしてパンチを入れると膝を着いたモールディン。またタックルへ。アンクルピックで尻もちをつかせたが、ベラスケス体をまたいで上に。ハーフからパウンドを入れるとモールディンは腕でブロックするだけになりレフェリー止めた。

ベラスケス2Rフィニッシュで5点。現時点では4位だが、カモーシェ vs. 渡辺の3点対決があるので、どちらが勝ってもポイントでは届かない(ドローなら届く可能性があるが)。実力差を考えるともっと早く攻めていれば1Rで仕留められたと思うが、前半様子見しすぎた。

PFL2024#4:第1試合・スミコ・イナバ vs. サライ・オロスコ

女子フライ級ワンマッチ。

イナバはBellator最終ランキングでは6位だったが、PFL本戦出場ならず。4月のPFL.1ではリザーバーとして試合が組まれていたが、なぜか消滅。プロデビュー戦からBellatorで6連勝していたが、Bellator最終戦で元タイトル挑戦者のデニス・キールホルツに判定負けしてMMA初黒星を喫した。父が日本人(ただし、ハワイ生まれハワイ育ち)のハーフ。33歳。

メキシコのオロスコは2019年にRIZINに参戦。当初はセミプロの真珠オークライヤーと対戦予定だったが、真珠欠場で相手がガチファイターの村田夏南子に変更となり、2Rヴォンフルーチョークで敗れている。その後は地元メキシコのLux Fight Leagueなどでキャリアを積んで、ここまでトータルで8勝5敗の33歳。

パンチで出るイナバ。カーフ。ケージに詰めて左右のパンチを打ち込む。組みに行くオロスコだが、イナバはケージに押し込み左右のパンチを入れ離れる。またケージに詰めてラッシュ。クリンチで凌ぐオロスコ。ケージに押し込んだイナバ。左ボディを打ち込む。またケージに押し込みパンチを打ち込むイナバ。オロスコは防戦一方。押し込みながら左右のボディ連打。ゴング。

1Rイナバ。

2R。ジャブからボディを入れるイナバ。飛び込んで常に連打を入れていく。オロスコもパンチを打ち返す。距離を詰めて組もうとするが引き剥がされた。飛び込んで連打を入れるイナバだが、オロスコ打たれても詰めていく。前蹴りで腹を蹴るイナバ。オロスコケージに押し込もうとしたが、入れ替えたイナバがまた押し込みからボディブロー。手数が減らないイナバ。ヒット数ほどにはダメージのないオロスコ。残り30秒で組んで初めてスタンドバック。しかしイナバケージによりかかって正対。ゴング。

2Rもイナバ。

3R。前蹴りやローを出していくイナバ。しかしオロスコも打たれてもパンチで出る。イナバ若干スピードが落ちてきた。オロスコも手数が増える。オロスコが前に出てパンチを入れる。イナバは首相撲に捕らえてケージに押し込もうとするが、オロスコ押し込まれない。膝を入れて離れたオロスコ。イナバジャブを出していくが、オロスコ詰めてパンチを入れる。左ミドル。逆にオロスコがケージに詰めて膝。イナバ入れ替えた。残りわずか。両者手を出し続けてタイムアップ。

29-28イナバ、29-28オロスコ、29-28イナバ。スプリットでイナバ勝利。

UFC on ESPN58:オッズ/予想と展望

アレックス・ペレス 2.60
平良達郎 1.52
イクラム・アリスケロフ 1.07
アントニオ・トロコリ 9.00
ティミー・クアンバ 1.51
ルーカス・アウメイダ 2.64
ダグラス・シウバ・ジ・アンドラージ 2.10
マイルズ・ジョーンズ 1.77
アスー・アルマバイエフ 1.15
ホゼ・ジョンソン 5.70
ブレイディ・ヒースタンド 2.54
ギャレット・アームフィールド 1.54
タギル・ウランベコフ 1.46
ジョシュア・ヴァン 2.80
ジミー・フリック 5.00
ネイト・マネス 1.19
ジョシュ・クインラン 1.83
アダム・フューギット 2.00
カーリ・ジュディス 2.36
ガブリエラ・フェルナンデス 1.62
ジェカ・サラギ 1.28
ウェスティン・ウィルソン 3.80
ヨセフィン・ノットソン 1.54
ジュリア・ポラストリ 2.54
メルキザエル・コスタ 1.51
シャイラン・ヌアダンビク 2.64

メインに出場する平良は2017年の岡見以来となる日本人メインイベンター。もともとは先月ティム・エリオット戦が組まれていたが、エリオットの負傷により中止。6月1日のUFC302でジョシュア・ヴァンと対戦するカードに変更となっていた。

しかしその後、平良 vs. ヴァンと、もともと今大会で組まれていたペレス vs. ウランベコフをペレス vs. 平良、ウランベコフ vs. ヴァンにシャッフル。その理由については特にアナウンスされなかったが、ペレス vs. ウランベコフではメインとして弱いことから、ランキングは下だが無敗のプロスペクトである平良との対戦に組み替えてメインに据えたのではないか。

ペレスはレスリング+ボクシングスタイル。テイクダウンディフェンスも強く、テイクダウンディフェンス率80%はフライ級史上6位で、レスリンU23世界選手権5位のムハンマドモカエフにも、簡単にはテイクダウンを許さなかった。がぶりや相手が亀の体勢から仕掛けるアナコンダチョークも得意としている。

打撃で平良がどこまで打ち合えるか。四つ組みになれば、体格とリーチの長さで平良が組み勝ってテイクダウンを奪えると思うが、試合後半になるとペレスも対応してくる可能性がある。5Rを見据えたペース配分を考えての試合もUFCでは初。

オッズは平良がフェイバリットで、これでUFC6戦連続のフェイバリット。また、実現しなかったエリオット戦・ヴァン戦もフェイバリットだった。一方、ペレスはタイトルマッチまでは5戦連続でフェイバリットだったが、タイトルマッチからは5戦連続でアンダードッグとなっている。

平良は3月にペレスと対戦して勝利している同じ2000年生まれのライバル・モカエフに、内容でも上回りたいところ。

平良一本勝ちと予想。

今大会はメインもそうだが、アジアに縁が深い選手が多く出場している。開始時間を変更したのも、アジア圏で見やすい時間帯にするためかもしれない。

・アスー・アルマバイエフ(カザフスタン

・ジョシュア・ヴァン(ミャンマー

・ジェカ・サラギ(インドネシア・Road To UFC1準優勝)

・シャイラン・ヌアダンビク(中国)

さらに無理やりこじつけるなら、

・ギャレット・アームフィールド(風間のUFCデビュー戦でKO勝ち)

・アダム・フューギット(木下のUFCデビュー戦でKO勝ち)

・ヨセフィン・ノットソン(K-1女子フライ級王座決定トーナメント準優勝)

も、日本ではおなじみの選手(今回出場するのはたまたまだと思うが)。

第1試合開始は16日朝8時から。速報します。

PFL2024#4:オッズ/予想と展望

PFLで一番面白いリーグ2戦目。試合中、リアルタイムで決勝トーナメント進出者が決まっていく。試合順も重要で、最初の方の試合はとにかく早いフィニッシュ勝利が必要となるが、後になるほど得点状況が確認できるので、決勝進出を見据えた戦術が取れる。場合によっては、「負けても決勝進出」「勝っても予選敗退」といった消化試合が発生することもあるが。

わかりやすくするため、実際の試合順ではなく階級ごとにオッズを紹介。

ヘビー級 

(B)ワレンティン・モルダフスキー 6点・1位 1.59
(B)リントン・ヴァッセル 0点・6位 2.40
(P)デニス・ゴルツォフ 4点・4位 1.25
(P)チアゴ・サントス 0点・新 4.00
(B)マルセロ・ゴルム 0点・6位 2.45
(B)タイレル・フォーチュン 0点・新 1.57
(B)オレグ・ポポフ 5点・2位 1.36
(B)ダヴィオン・フランクリン 0点・新 3.15
(P)ダニーロマルケス 0点・新 2.35
(N)ティモシー・ジョンソン 0点・新 1.61
欠場
(B)ダニエル・ジェームス 5点・3位
(B)セルゲイ・ビロステニー 3点・5位
(N)ブラゴイ・イヴァノフ 0点・6位
(B)スティーブ・モウリー 0点・8位
(P)アンテ・デリヤ 0点・10位

ヘビーはなんと半分の5人が欠場。試合間隔が短く、フィニッシュ決着が多かったので、初戦のダメージで出場できない場合があるのは仕方ないが。初戦勝った3位ジェームス、5位ビロステニーも欠場しているため、2戦目からの出場となる新規参戦組にも十分決勝進出の可能性が残されている。なんなら敗退したとしても、決勝トーナメント進出者が欠場して代役で100万ドル獲得の機会を得る可能性もある(欠場した場合は、リーグ戦次点の選手の勝ち上がりとなる)ので、ヘビー級はチャンスが多い階級と言える。また、欠場したダニエル・ジェームスが1戦目の5点のみで勝ち上がる可能性も残されている。

1位のモルダフスキーは実はほぼ勝ち上がりが決まっていて、マルセロ・ゴルムがモルダフスキーの初戦の勝利タイム(2分17秒)より短い時間で勝たない限り、最低でも4位に入るし、2位ポポフと4位ゴルツォフが負ければ、その時点で決勝トーナメント進出が確定する。

しかしモルダフスキーの相手はヴァッセル。両者はBellatorで2度対戦して1勝1敗で、昨年3月の試合ではヴァッセルが1RKO勝ちしている。初戦負けているヴァッセルが、決勝進出のために最初からハイペースで攻めてくる可能性がある。リベンジ戦でもあるし、仮に消化試合になったとしても、モルダフスキーとしては気が抜けない試合となる。

2戦目からの代役出場となるティモシー・ジョンソンは、2021年にBellatorで当時の暫定王者モルダフスキーのタイトルに挑戦したことがある(判定負け)が、昨年リリースされて、PFLには移管されなかった。同じく代役出場となるチアゴ・サントスは本来ライトヘビー級で、TUFブラジルにはウェルターで出場していた選手。ヘビー級の試合は初。

2位ポポフ・4位ゴルツォフは、内容にかかわらず、勝てば決勝進出が決まる。相手にも恵まれているので、勝ち上がる可能性が高いか。あとはアンダーカードでも、早くフィニッシュするほど勝ち上がりの可能性が高くなってくる。

女子フライ級 

(P)ダコタ・ディッチェバ 6点・1位 1.08
(P)チェルシーハケット 0点・7位 10.00
(B)リズ・カモーシェ 3点・4位 1.33
(B)渡辺華奈 3点・4位 3.40
(N)タイラ・サントス 6点・2位 1.42
(B)ジェナ・ビショップ 6点・3位 3.05
(B)イララ・ジョア0点・8位 1.67
(P)シェイナ・ヤング -1点・10位 2.20
(B)ジュリアナ・ベラスケス 0点・6位 1.33
(P)リサ・モールディン 0点・9位 3.40

ヘビー級と対照的に、女子フライ級は欠場者ゼロで、全員がリーグ戦2戦目に臨む。決勝進出ラインの上位4名のち3人は初戦1Rフィニッシュ勝利。6点獲得の3人は、勝てば決勝トーナメント進出が確定する。

1位はPFLが露骨にプッシュしているディッチェバで、ストライカーだが、ここまではまだレベルが高い相手との対戦経験がない。今回の相手はキック世界王者のハケットで、もっとも相性がいい相手。そのため、オッズも今大会一番の大差でフェイバリットとなっている。ディッチェバの勝ち上がりは固い。

続く2位サントスと3位ビショップは直接対決。しかし、ビショップはMMA7戦全勝とは言っても、36歳でMMAデビューしてキャリア2年。柔術・ノーギで活躍してきた選手で、ディッチェバ同様、MMAのトップとは対戦経験がない。初戦もグラウンドに穴があるハケットが相手だから1Rでフィニッシュできたようなもの。元UFCランキング1位のサントス戦が、初めてMMAでの実力を試される試合となる。

ボーダーライン上の4位カモーシェと5位渡辺は直接対決。カモーシェは初戦がBellatorランキング1位のベラスケスとの対戦で、2戦目がBellatorランキング2位の渡辺と、もっとも厳しいマッチアップとなっている。前回3年前の対戦では、パンチのディフェンスに難がある渡辺に序盤からパンチを打ち込んだカモーシェが秒殺KO勝ち。打撃のスキルについては度々疑問視されてきた渡辺だが、リベンジを果たすには前回からの相当な向上がないと厳しい。

得点争いのカギとなるのが初戦でカモーシェに敗れたベラスケスで、2戦目の相手は初戦でディッチェバに一方的に敗れたモールディン。昨年、PFLチャレンジャーシリーズで勝って出場を決めた選手だが、正直今回の出場選手ではワンランク落ちる。もし、ベラスケスが1Rでフィニッシュ勝利した場合、カモーシェ vs. 渡辺戦が判定決着なら、得点は両者6点で同点となる。

ベラスケスが1R勝利し、カモーシェ判定勝ちの場合、タイブレーク規定の1「直接対決の勝者」により、勝ち上がりはカモーシェとなるが、渡辺が判定勝ちした場合は、タイブレーク規定3「フィニッシュ数が多い方」という規定により、決勝トーナメント進出はベラスケスとなる。ベラスケス vs. モールディン、イララ・ジョアニ vs. シェイナ・ヤングの2試合の決着が2R以降であれば、渡辺も勝てば(ほぼ)決勝進出となるため、カモーシェ vs. 渡辺戦の前に行われるベラスケス vs. モールディン戦など他の試合の結果も、戦い方に影響を与えることになる(もっとも、渡辺は試合の勝ちに徹するため、得点状況で作戦を変えたりはしないと言っているが)。

ワンマッチ

(B)スミコ・イナバ 1.25
(N)サライ・オロスコ 4.00
(N)メリッサ・バリック 1.36
(B)クリスティーナ・キャッツキズ 3.15 ※中止

ワンマッチ2試合はどちらも女子フライ級。なにげにRIZIN参戦経験のあるオロスコが出ている(RIZIN.15で村田夏南子にヴォンフルーチョークで一本負け)。

第1試合開始は14日朝6時半。速報します。

RIZIN.47:メインイベント・堀口恭司 vs. セルジオ・ペティス

バンタム級

両者オーソドックス。ステップを繰り返す堀口。ハイ。お互いパンチが空振り。サウスポーにスイッチしたペティスにインロー。前手でジャブを突きながらニータップに入った堀口。コーナーに押し込む。ペティス入れ替えるとハイキック。かいくぐって離れた堀口。堀口右フック。さらに左フックがヒットし一瞬膝を着いたペティス。堀口インロー。飛び込んでワンツー。堀口がハイでスリップ。首を抱えたペティスだが、堀口はシングルレッグから上になり外した。ペティスのガード。下からホールドするペティス。密着したまま細かいパウンドを入れる堀口。ペティスオモプラッタ。腕を抜いた堀口。またガードに入る。ゴング。

2R。堀口飛び込んでニータップ。ペティスギロチンに抱えるがテイクダウン。ギロチンが外れるがペティスのガードに。下からホールドするペティス。密着するペティスに細かいパウンドを入れる堀口。足を越えようとする堀口だがペティスは超えさせない。コーナーで上半身を起こそうとするペティス。堀口はパウンドを入れる。下から蹴り離そうとしたペティスだがハーフに。またフルガードに戻したペティス。残り1分。立った堀口に蹴り上げ。堀口が離れたところで立ち上がるが、堀口すぐタックルでコーナーに押し込む。動きなくブレイク。ペティスのスピンキックはバックステップでかわした堀口。ペティスがシングルレッグを見せる。ゴング。

3R。大振りのパンチを見せるペティスだが距離が遠い。ジャブ。ステップする堀口。ミドルを入れた。ペティスまたスピンキックだがかわされる。カポエイラステップからまたスピンキックを見せた。じわじわ出るペティスに右オーバーハンドを入れる。堀口スリップして下に。踏みつけに行くペティス。ペティスダースに抱えた。自ら下になり解除した堀口。ガードに戻すと立ち上がる堀口。立ち際に蹴りを入れたペティス。離れる。堀口ニータップ。これは切ったペティス。残り2分。パンチで飛び込む堀口だが、そこにカウンターを狙うペティス。かわした。ペティス左ハイ。残り1分。右オーバーハンドから返しの左を入れた堀口。タックル。切ろうとしたペティスだがパンチで押し倒した堀口。ガードに入った堀口。密着したままペティスが下から殴る。堀口も上から殴る。タイムアップ。

判定3-0で堀口勝利。

勝った堀口、夫人をリングに上げてコメントさせると「以上です」で退場。特に今後についてのコメントはなし。

RIZIN.47:セミファイナル・クレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ

フェザー級

飛び込んだアーチュレッタがジャブをヒット。右ボディから左フック。カーフ。クレベルもカーフを返す。パンチで詰めたアーチュレッタ。コーナーに詰めたところで下がって距離を取る。アーチュレッタ左ハイ。左右のパンチで出るアーチュレッタにアッパーを狙っていくクレベル。シングルレッグでテイクダウンしたアーチュレッタだがクレベル足関へ。アーチュレッタが後ろ向きのマウント状態で、クレベルも下から足で胴をクラッチした状態。足のロックを解除し反転して向き直ろうとしたアーチュレッタだが、クレベルまた足関に。ヒールを狙うクレベル。アーチュレッタ回転して逃れようとしたが、回転途中でアーチュレッタタップ!

試合後に膝を押さえていたアーチュレッタだが、自分の足で歩いて退場。

クレベルはマイクで「千裕、いつできるよ?」と対戦要求。鈴木千裕はエプロンに上がって「いつでもOK」と返答。

リプレイで見ると、足をロックされた状態で、クレベルがヒールの体勢に入る前に回転したアーチュレッタが、回転している途中でタップしている。終わった瞬間に膝を押さえていたので、怪我をしたと思ってタップしたのか?終了後普通に歩いて帰ったので怪我はなかった模様。

RIZIN.47:第7試合・上田幹雄 vs. シェミスラブ・コバルチェク

ヘビー級。

上田前蹴りを出したが、キャッチしたコバルチェクがシングルレッグから組み付いてテイクダウン。亀になった上田。バッククリンチしながらヒザを入れるコバルチェク。上田立ったがまたテイクダウンすると頭部にヒザ、パウンドを入れていく。上田立とうとしたが、シェイドゥラエフは仰向けにしてバックマウントからチョーク。防いでいる上田だがコバルチェク腕十字に切り替えた。裏十字で腕が伸びて上田タップ!

寝技の実力差があった。

 

RIZIN.47:第6試合・武田光司 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

フェザー級

武田はサウスポー、シェイドゥラエフはオーソドックス。インローを蹴るシェイドゥラエフ。武田飛び込んでワンツー。シェイドゥラエフがプレスして右を入れた。武田インロー。シェイドゥラエフは右オーバーハンドを出す。詰めてきた武田に右フックがヒット。また右フック。一瞬動きが止まった武田。四つに組んだシェイドゥラエフだが、自ら離れた。大ぶりのパンチを振るシェイドゥラエフ。シェイドゥラエフタックル。ダブルレッグでリフトしてテイクダウン!武田のガード。密着したままボディを殴るシェイドゥラエフ。ニーシールドで距離を作ろうとする武田。バックに回ろうとするシェイドゥラエフ。武田前転してスクランブル。ついていくシェイドゥラエフ。四の字バックに。右腕を喉元に入れてチョーク。外そうとした武田だが外れずタップ!

武田をレスリングで上回り完勝。もう次は王者クラスと当てないと、実力が測り切れない。

RIZIN.47:第5試合・スパイク・カーライル vs. キム・ギョンピョ

ライト級。

カーライルがサウスポー、ギョンピョはオーソドックス。右を打ち込んだギョンピョ。右ミドル。カーライルスイッチ。ギョンピョが飛び込んで左右のパンチを入れる。カーライルの蹴りに合わせてタックルに入った。ロープに詰めてダブルレッグ。しかしこらえたカーライル。コーナーに押し込むギョンピョ。入れ替え合う。ブレイクがかかった。ワンツーで出るギョンピョ。カーライルもジャブを返す。カーライルは右眉尻をカットしている。ギョンピョのローブローでタイムストップ。再開。ギョンピョのローをかわして組み付いたカーライル。ギョンピョ入れ替えてタックルに行くがクラッチできず。離れた。左右のパンチを入れるカーライルだが、ギョンピョパンチで出てタックル。受け止めたカーライル。ゴング。

2R。ジャブを突くギョンピョ。カーフキック。カーライル手が出ない。飛び込んだカーライルが四つに組んでケージに押し込む。離れた。カーライル後退。ギョンピョ前蹴りを腹に入れる。カーライルいつになく消極的。右ボディで飛び込んだギョンピョ。下がり続けるカーライル。またボディを入れたギョンピョ。飛び込んでくるところに左フックを合わせようとするカーライル。出てきたギョンピョにタックルを合わせたカーライルだが切られる。四つから離れ際に左フックを入れたカーライル。すぐまた組み付いてダブルアンダーフック。そのままヒザを入れる。投げをはあんってスタンドバックに。カーライルバックからヒザを入れる。正対したギョンピョ。離れたところでゴング。

3R。カーライル首相撲からヒザ。タックルにつなげた。テイクダウン。ギョンピョ背中を向けて立ったが、その背中に飛び乗ってチョーク!喉元に入った。仰向けに倒れたギョンピョ。落ちた!

カーライル一本勝ち。バックを取ってチョークに入るところまでが早かった。試合後のマイクではサトシ vs. グスタボの勝者に挑戦したいとコメント。

RIZIN.47:第4試合・カルシャガ・ダウトベック vs. 関鉄矢

フェザー級

サウスポーのダウトベックにオーソドックスの関。プレスするダウトベック。間合いの外で飛び込むフェイントを見せる。関がハイを放つがバックステップでかわしたダウトベック。ロープを背負う関。左のフェイントを見せるダウトベックだが出ない。関の左ハイがヒット。ダウトベック左ミドル。ダウトベックの左がヒットし関もんどりうってダウン!勝利を確信して背中を向けたダウトベックだが関立った。続行。しかしすぐコーナーに詰めたダウトベックの左ボディが突き刺さり、関もんどりうってダウン!KO!

RIZIN.47:第3試合・ジョニー・ケース vs. “ブラックパンサー”ベイノア

ライト級。ケースの計量失敗により、ベイノアが勝った場合のみ公式戦となる。ケースには50%減点された上でのスタート。

左右のパンチを振るケース。ちょっとスピードがない?今度はタックルで飛び込んだケース。テイクダウン。コーナー際でアッパーを入れる。背中を向けて立ったベイノア。離れた。ケース右オーバーハンドから返しの左でベイノアダウン!ヒザを入れたケースがテイクダウン。マウント。パウンド。亀になったベイノア。チョークを狙うが足がフックしておらず、ベイノア立って脱出。ケースアッパー。ロープに詰めてパンチを入れる。ベイノアガードを固めて凌ぐ。前に出ないベイノア。ケースが詰めたアッパー。パンチをかわしたベイノア。残りわずかでケースタックル。バックについてパンチを入れる。ゴング。

2R。パンチwのフェイントに反応するベイノア。自分から出ていかない。ケースのパンチはかわしている。ケースも1Rほどには飛び込んでいかない。蹴りを出すベイノア。組んだケースがタックルへ。シングルレッグ。ロープから上半身が出てドントムーブ。再開後にテイクダウンしたケース。下から蹴るベイノア。ケース攻めずに見ている。ゴング。

3R。ケース失速している。ベイノアがパンチで出るとケースタックル。テイクダウンしたがベイノアがロープの間から外に出てブレイク。スタンドで再開。ベイノアようやく出てきた。ケースタックルに行くが切られた。ケース完全にガス欠。組みに行くが組ませないベイノア。左フックをヒットさせたベイノア。詰めるベイノア。タックルに行くケースだが切ったベイノア。が、再度のタックルでテイクダウン。ベイノアが亀から立ち上がる。ケースまたタックル。また立たれた。バックキープするだけの体力がないか。残り50秒でベイノアタックル。コーナーに押し込んでパンチを入れる。疲れているケースだタックルでコーナーに押し込む。ヒザを入れた。タイムアップ。

判定3-0でベイノア勝利。当然50%の減点がなければ負けていただろうが。

石川20-0、松宮0-50、橋本50-0。アグレッシブが真逆に割れている。1Rにダウンを奪ったケースだが、ダメージは入らず。ベイノアがアグレッシブだったのって3Rだけで、2Rまでは消極的だったので、ベイノアにアグレッシブを入れるのはどうなのか。