フェザー級。Tapologyのランキングでは80人中アミル57位、エマース46位。
フィリピンのアミルは35歳。UFC3勝1敗(2KO勝ち)。キャリア11勝1敗(6KO・1一本勝ち)。バックボーンはレスリングとボクシングで、ギルバート・メレンデスの弟子。フック系のパンチと蹴りを強振するスタイル。6歳の時にアメリカに移住してきた。27歳の遅いMMAデビューから、UFCデビューも33歳と遅かったが、2連続KO勝ちを含む3連勝で注目選手に。しかし前戦では勝利はすべてオールフィニッシュのホセ・ミゲル・デルガドの序盤からのハイペースな攻めに、首相撲からヒザを打ち込まれてダウンしKO負け。35歳にしてキャリア初黒星を喫した。今回は当初出場予定だったオースティン・バシの欠場を受けて、代役として名乗りを挙げている。
エマースは36歳。UFC4勝4敗(2KO勝ち)。キャリア21勝8敗(9KO・3一本勝ち)。バックボーンは高校から始めたレスリング。フェザーでは長い188cmのリーチから繰り出す打撃が武器で、関節蹴りやカーフキックなどの蹴りも得意としている。UFCではデビュー戦から負け勝ちを交互に繰り返している。もっとも、ジャック・ジェンキンス戦は僅差のスプリット判定負けで、メディアのほとんどがエマースを支持する内容だった。
オッズはアミル1.68倍、エマース2.24倍。
サウスポーのアミルにエマースはオーソ。エマースのパンチにアミルがローを合わせたが金的に入りタイムストップ。再開。パンチから首相撲を狙ったエマース。振りほどいて出るアミル。左ハイ。出るアミルに左右のパンチを入れるエマース。アミルタックル。ボディロックからテイクダウン。アミルは背中を向けて立った。正対したアミルにヒザを入れるエマース。離れる。エマースが打撃で押す。アミルもパンチを返しているが、距離感が合っておらずヒットしていない。距離を外しパンチを当てるエマース。詰めて左右のパンチを出すアミル。しかしヒット数が少ない。パンチ連打で出たところにエマースがタックル。テイクダウン。倒したがすぐに立ったエマース。アミルがケージに詰めての連打からタックルへ。首相撲ヒジを入れたエマースが離れる。アミル詰めて左フックがヒット。エマースの前蹴りをキャッチして右オーバーハンドがヒット。アミル距離が合ってきた。間合いを詰めての右がヒット。エマースも右を返す。下がらないアミル。詰めてパンチを入れる。ホーン。
後半打撃をヒットさせたアミル。手数でややアミルのラウンドか。
2R。アミルがプレスしてきた。エマースのパンチの被弾もあるが、下がらずに詰めていく。ケージを背負うエマース。シングルレッグ。テイクダウンしたエマースだが、アミルは背中を向けて立った。ちょっと疲れが見えるアミル。パンチで出たがまたタックルに入ったエマース。テイクダウン。背中を付けているアミル。ガードで固めたエマース。押さえ込みながらハーフにした。肩固めを狙う。ガードに戻して解除したアミルだが、下の体勢が続く。エマースはガードの中から押さえ込み続ける。ホーン。
2Rエマース。アミルは終盤スタミナが切れてきた。
3R。すぐ出たアミルにエマースがダブルレッグでテイクダウン。背中を向けて立とうとしたアミルだがバックに着くエマース。アミル立ってグランビーロールで返そうとしたが、勢いがなく返しきれず。上を取ったエマースが肩固めに。ややズレていて、自ら解除したエマース。逆方向の肩固めに入るがこれもズレた。マウントに移行したエマース。アミル相当苦しそうな表情を見せている。エマースはハーフに移行する。うつ伏せになったアミルにパウンドを入れる。残り1分40秒で立ったが、すぐに倒された。エマースまた肩固め。必死の形相で外したアミルだが、またマウント。逃れようとするアミルだがまたマウントを取られる。チョークを狙うエマースだが、決まらないと見て放してヒジを入れる。タイムアップ。
29-27、29-28、30-27の3-0でエマース勝利。
エマース初の連勝。序盤は打撃でリードし、アミルがスタミナ切れしてからはテイクダウンでドミネイトした。
アミルは初黒星からの連敗。序盤は前回KOされた影響からか打撃の距離が合わず。ようやく距離が合ってきたところでスタミナが切れてしまい、最後は一方的に。