格闘技徒然草

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UFC on ESPN+122:第8試合・クリスティアン・リロイ・ダンカン vs. マルコ・トゥリオ

ミドル級。Tapologyのランキングでは71人中ダンカン33位、トゥリオ40位。

イギリスのダンカンは30歳。UFC5勝2敗(4KO勝ち)。キャリア12勝2敗(9KO・1一本勝ち)。リーチが201cmあるストライカー。ただ、ここまではオッズはすべてフェイバリットで、デビュー戦や負け越している相手への勝利が続いていた。前戦ではベテランのエリク・アンダース(UFC9勝8敗1NC)相手に大幅フェイバリットで、簡単にテイクダウンを取られたが、立ち上がりバックヒジを効かせてからのパンチの連打でKO勝ち。今回はUFC8戦目で初のアンダードッグ。下馬評の不利を覆せるか。

ブラジルのトゥリオは31歳。UFC2勝0敗(2KO勝ち)。キャリア14勝1敗(10KO・1一本勝ち)。シュートボクセ・ディエゴ・リマ所属で、アグレッシブに打撃で攻めるスタイル。今年1月のUFCデビュー戦、4月の2戦目とともに打撃の手数で圧倒した上でのKO勝ち。しかし相手はUFC2勝5敗のイーホル・ポチエリアとTUF準優勝のトレーシアン・ゴアだったため、トゥリオにとっても今回が初めて実力が測れる試合。

オッズはダンカン2.54倍、トゥリオ1.54倍。

サウスポーのダンカンにトゥリオはオーソドックス。ダンカンはスイッチを繰り返しながら出る。圧されてケージを背負ったトゥリオ。ダンカンはバックヒジ。背中を向けたところで組んだトゥリオ。正対したダンカン。サバ折りでテイクダウンを狙うトゥリオ。尻もちをついたダンカンが背中を向けて立った。スタンドバックに。クラッチを切って離れたダンカン。詰めて左の肘を入れた。距離が近い。バックブロー。組んだトゥリオ。クラッチして四つからテイクダウン狙い。ケージでこらえるダンカン。ダンカンが両脇を差して入れ替えた。押し込みながら肩パンチ。小手投げを狙うトゥリオ。また入れ替えた。離れたがすぐに詰めるダンカン。バックスピンキックを放ったがトゥリオが組んでテイクダウン。スイッチからダンカンが逆にバックに回る。立ったトゥリオを投げてテイクダウン。サイドから残り15秒でバックマウント。チョークを狙うが1R終了。

1Rはややダンカン。

2R。間合いを詰めるダンカン。出てきたところにパンチを入れるトゥリオ。ダンカンはさかんにステップしながら攻撃していく。詰めるダンカンを引き剥がしたトゥリオ。パンチが目に入ったのか気にする素振りを見せるダンカン。ケージに詰めたダンカンがパンチをヒットさせたが、トゥリオが組むと入れ替えてケージに押し込んだ。離れた。ダンカンすぐに出てヒジを入れる。四つから支釣込足で崩そうとしたトゥリオ。しかし倒せず。離れた。アグレッシブに出るダンカン。トゥリオのカーフキックが入り回転したダンカンだが、そのままバックブローを放つとクリーンヒット!効いた!追っていくダンカン。右が入りヒザから崩れたトゥリオ。バックからパウンドを打ち込むとトゥリオの体が伸びてKO!

ダンカンがKOで3連勝。アグレッシブに攻め続けた。

トゥリオは3戦目でUFC初黒星。