ライト級。
コンバットサンボ世界王者のヌル。総合戦績17戦無敗で7連続一本・KO勝ち中。UFCデビュー戦でもカマル・シャロルスに一本勝ち。しかし試合のほとんどはレベルが低いロシアでのもの。ハードパンチャーで主武器は打撃だが、前回は撃ち負ける場面もあった。今回のチバウは過去最強の相手。ジム・ミラーには敗れたが、その後ペリグリーノ・オリヴェイラ・アンジョスと3連勝中。勝った方がタイトル戦線に浮上できる試合。
ブラジル vs. ロシアでは今日の会場ではチバウがホーム。
上腕の太さが半端ないチバウ。体の厚みが一回り違う。プレッシャーをかけていく。チバウに大声援。ヌルも大振りのパンチで牽制する。シングルレッグに入るヌルだが片足で堪えるチバウ。離れた。左右のフックからまたタックル。受け止めてボディに膝を入れるチバウ。マリオブレイク。リオ大会のように客席からチャントが流れる。パンチからまたシングルに入るヌル。支釣込足をかけるが倒せず。ホーン。1Rは微差だがチバウか。
チバウの左フックがヒット。パンチからまたタックルに入るヌル。片足でこらえたチバウが膝を入れて離れる。前の試合の福田と同じく、テイクダウンが奪えないなら別の手段を考えたほうがいいと思うが。パンチのフェイントからチバウが朽木倒しで倒す。しかし抑えこませずに立ち上がったヌル。至近距離でお互いのパンチがヒット。ヌルまたタックルへ。離してパンチを入れる。金網膠着でブレイク。ヌルが飛び膝から右のパンチをヒットさせたところでホーン。2Rも微妙。ややチバウか。
手数を出していくヌルだがヒットは少ない。またタックルに入るが倒せる気配なし。チバウのテイクダウンディフェンスがここまで11/11とパーフェクト。逆に朽木倒しで倒したチバウ。バックを取るが離れる。またヌルタックル。ヌルが金網に押し込みながら金網を掴んでいて注意を受ける。離れる。結局展開が変わらないままタイムアップ。
三者フルマークでヌルマゴメドフ勝利。全ラウンド僅差だったが…。手数を取ったか。それほどヒットはない気がしたが。Sherdogのジャッジはフルマークでチバウと全く逆。
感涙するヌル。
