ライト級。Taplogyランキングでは96人中プエレス47位、シウヴァ46位。
ペルーのプエレスは29歳。UFC5勝3敗。キャリア12勝4敗(2KO、7一本勝ち)。ムエタイトルタ・リーブリがバックボーンで、今成ロールからの足関を積極的に狙っていき、UFCで最多となる3度の膝十字での勝利がある。2016年に行われたメキシコ vs. 中南米のTUFラテンアメリカ3で準優勝しUFCと契約。UFCデビューから5連勝し、2022年にランカーのダン・フッカーと対戦したが、今成ロールから膝十字を狙う場面もあったものの、その後はタックルを切られて三日月蹴りを打ち込まれてKO負け。1年3ヶ月のブランク後、昨年2月のメキシコ大会でファレス・ジアムと対戦。ジアムの打撃とプエレスの組みで接戦となったがスプリット判定負け。そこから1年半のブランク明けとなり、前回の勝利から3年5ヶ月が経過している。
ブラジルのシウヴァは36歳。UFC6勝5敗(3KO勝ち)。キャリア13勝5敗(7KO、3一本勝ち)。ムエタイ・柔術がバックボーンで、パンチで勝負をするスタイル。現在はATT所属。2015年のTUFブラジル4に出場してUFCと契約してからちょうど10年となるが、年2試合したのが2度だけという試合間隔のため、まだ11戦しかしていない。3月のメキシコ大会でハファ・ガルシア戦が組まれていたが欠場しており、1年4ヶ月ぶりの試合。
オッズはプエレス1.77倍、シウヴァ2.10倍。
サウスポーのプエレスにシウヴァはオーソドックス。左右のパンチで出るシウヴァ。プエレス飛び込んでシングルレッグに。抱えあげてテイクダウン。ハーフで押さえ込んだ。パウンドを入れるプエレスに対し、ガードに戻したシウヴァ。しかし下からの仕掛けはない。立ちに行く動きもなく、下から抱えてディフェンスするのみ。パウンドを強く入れてきたプエレス。下から足に絡んだシウバだが、バックに回ったプエレス。シウヴァが立ち上がるがプエレスのスタンドバックに。ケージに体を預けてテイクダウンをこらえるシウヴァ。残り時間わずかで抱え上げてテイクダウンしたプエレスだが、シウヴァはすぐに立ち上がる。1R終了。
2R。すぐに詰めたシウヴァが三日月蹴り。しかしプエレスがタックルに入りテイクダウン。サイドについている。ケージ際まで移動したシウヴァ。立ち上がるとプエレスは離れた。また詰めていくシウヴァ。三日月蹴り、左右のボディフックを打ち込む。プエレス左ハイ。シウヴァが前蹴り・インローを入れると下がるプエレス。シウヴァ右ハイ。ブロックし上がら詰めるシウヴァ。タックルに入るプエレスだが今度は切ったシウヴァ。ケージまで詰めたシウヴァが右ボディ。ケージを背負ったプエレスのみぞおちに前蹴りを入れたシウヴァ。プエレスダメージをごまかすようにタックルに入るが切られた。すぐに立ち上がれないプエレス。スタミナも消耗しているか。プエレスがシングルレッグでケージまで押し込むが、残りわずかでシウヴァギロチンで引き込んだ。しかし2R終了。
3R。間合いを詰めたシウヴァにプエレスがタックル。テイクダウン。シウヴァすぐに背中を向けて立ちに行く。スタンドバックの体勢からクラッチを切ろうとするシウヴァ。離してパンチを入れたプエレス。またタックルに入るとボディロックからまたスタンドバックに回る。またたクラッチを切りに行くシウヴァ。抱え上げてテイクダウンしようとするプエレスだが、すぐに立ったシウヴァが正対して引き剥がした。下がるプエレス。追ってきたシウヴァにワンツーを入れる。シウヴァは飛びヒザを見せる。プエレスの左が入りぐらついたシウヴァ。プエレスがハイキックを放ったがスリップダウン。すぐに起き上がりタックルに入る。こらえるシウヴァ。残り1分。またギロチンに抱えるシウヴァ。そのままがぶりながらヒザを頭部に入れる。パンチの強打で出るシウヴァ。プエレスのタックルは切る。シウヴァの左右のフックがヒットすると、プエレスは自らしゃがみ込むようにダウン。パウンドを入れるシウヴァに膝十字を狙ったプエレスだが、シウヴァは足を引き抜いて離れた。タイムアップ。
29-28シウヴァ、29-28プエレス、29-28シウヴァ。スプリットでシウヴァ勝利。
序盤はテイクダウンでリードしていたプエレスだが、消耗した後半に逆転を許し、これで3連敗。