格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+22:第5試合・フランシスコ・トリナウド vs. ボビー・グリーン

ライト級。

トリナウドはライト級最年長で、これが41歳になってからの初戦。一時7連勝でランキング入りしていたこともあったが、最近はケビン・リー、ジェームス・ヴィック、アレクサンダー・ヘルナンデスに敗れている。前戦のヘルナンデス戦は両者まれに見る手数の少なさでスプリット判定負け。

レスラーのグリーンはStrikeforceからUFCに移籍し4連勝していたが、その後2014年からの5年間で1勝のみで4敗1分け。しかし負けた試合も一方的に敗れたのはKOされたダスティン・ポイエー戦くらい。接戦の試合を落としている。

パンチで出たグリーンだがトリナウドのカウンターをもらいダウン気味に倒れる。すぐ立つがバックを狙うトリナウド。キムラ。スッポ抜けて下になりかけるピンチ。トリナウドはスクランブルで抜け出したが、ギロチンで引き込む。外された。また下になったトリナウド。立とうとするががぶられる。ガードを取ったがパスされる。キムラを狙ったがトリナウドタックルに入り立つ。無駄に持ち上げて叩きつけたトリナウドだが、叩きつけた際に逆に下になってしまう。上で押さえ込むグリーン。ホーン。

1R上になっていた時間はグリーンだが、あまり攻めがなかったのでトリナウドに入ることもあり得る。しかしトリナウドも地元で必要以上にアグレッシブになりすぎているパターンで不安が残る。

2R。左を入れたグリーンにトリナウドがワンツーを返す。トリナウド、案の定攻め疲れしているのかパンチが雑。しかしグリーンも攻めない。トリナウドの単発の打撃がヒットする。トリナウド、首相撲から膝。左ハイ。ワンツー。グリーン手が出ない。トリナウドの攻めでグリーンも消耗していたか。ホーン。

2Rトリナウド。

3Rも両者見合いつつ単発の打撃を入れていく展開。バランスを崩して下になったトリナウドだがタックルに入り立つ。スイッチして逆にグリーンがタックル。テイクダウン。ケージで立ったトリナウドがギロチンに抱えながら膝を入れていく。離れた。残り1分。両者倒しに行く動きは見えない。その余力がないのか、勝っている計算か。スタッツだと有効打は1,2Rともにグリーンが上。トリナウドのパンチが入る。タイムアップ。

30-27、29-28、29-28の3-0でトリナウド勝利。

UFC on ESPN+22:第4試合・ワーレイ・アウベス vs. ランディ・ブラウン

ウェルター級。

TUFブラジル3ウィナーでUFC7勝3敗のアウベスだが、前回第5試合でこの後出てくるセルジオ・モラエスにKO勝ちしたのに格下げされ第4試合に。負けた相手はブライアン・バーバリーナ、現王者ウスマン、ジェームス・クラウスで、ウスマンのタイトルに挑戦するコビントンには得意のギロチンチョークで一本勝ちしている。

ブラウンもUFC5勝3敗と勝ち越し。前回はアウベスに勝っているバーバリーナにボディブローを効かせてKO勝ちしている。ウェルター級でリーチが198cmもあるストライカー。

アウベスのパンチでバランスを崩しスリップダウンしたブラウン。パスを狙うアウベス。下から蹴って距離を作り立とうとしたブラウン。アウベスバックを狙うがブラウン立ってダブルアンダーフック。オーバーフック払腰で投げたアウベス。アウベス足をサバいてパウンドを入れていく。ブラウン亀になる。アウベスパームトゥパームでフェイスロック。こらえるブラウン。逆の腕でチョークへ。腕を掴んでギリギリ防いだブラウン。反転に成功。今度はアウベスのガードに。蹴って立ったアウベス。残り30秒。アウベスちょっと疲れた?ブラウンが払腰で投げた。ホーン。

1Rアウベス。

2R。アウベスまだ疲れてる。ブラウン飛び膝。さらに左ハイをもらったが、蹴りを掴んでテイクダウンしたアウベス。が、ブラウンが下から三角クラッチ。腕を流されないようにして耐えていたアウベスだが、逃げられずタップ。

1Rは圧倒していたアウベスだが、ブラジル人にありがちな地元で張り切りすぎて攻め疲れて自滅するパターンに。

UFC on ESPN+22:第3試合・ダグラス・シウバ・デ・アンドラジ vs. ヘナン・バラォン

フェザー級

UFC3勝3敗のアンドラジ。ローカル時代は23戦22勝(18KO)0敗1分けという驚異的な成績を残していたが、UFC初戦で判定負け。そこからバンタム級に落として3勝2敗。前回は元ACB王者のピョートル・ヤンに2R終了後TKO負けし、今回からまたフェザー級に上げている。

かつてのP4Pトップランカーだった元バンタム級王者バラォンだが、急激に勢いがなくなり直近7戦で1勝6敗・4連敗中。減量苦が原因だったのか、階級をフェザー級に上げるも結果が出ず、バンタム級に戻すと今度は2試合連続体重オーバー。前回も1Rの動きは悪くなかったが2Rに失速した。さすがにここで負けたら次のチャンスはないだろう。

打撃戦で積極的にパンチを打ち込むアンドラジ。関節蹴り。バラォンも反応は悪くなく、パンチを返していく。アンドラジのパンチに合わせてタックルでテイクダウンを奪うバラォン。ハーフでこつこつパンチを入れていたバラォンだがレフェリーブレイク。パンチで出たアンドラジ。左が顔面に入り、一瞬腰が落ちかけるバラォン。クリンチして凌ぐ。離れて打撃戦。ホーン。

1Rアンドラジ。

2R。パンチを打ち込むアンドラジ。バラォンも前蹴りを返すが、足が低くローブロー。再開。プレスしていくアンドラジ。左アッパーを打ち込むアンドラジだがバラォン組み付いてシングルレッグでテイクダウン。アンドラジは下からホールディング。こつこつパウンドを入れるバラォン。またブレイクがかかる。バラォンまたタックル。受け止めたアンドラジだがバラォンはケージまでお仕込みシングルレッグ。倒せず。残り1分。バラォンの左目のカットでドクターチェック。再開。パンチの打ち合い。バラォンもパンチ・膝を打ち返す。ホーン。

2Rはバラォン。

3R。タックルを来られるバラォン。ワンツーをもらった。バラォンも打ち返しているがパンチに力がなくなってきている。アンドラジのパンチがヒット。バラォンタックル。切られた。疲れとダメージで動きが落ちてきているバラォン。アンドラジのアッパーをかわしてタックルに入ったバラォンだが切られた。バラォンまたタックル。受け止めたアンドラジ。離れる。アンドラジの右の肘をもらいぐらついたバラォン。タックルを切られ続けて消耗しグロッキーに。残り90秒。今からテイクダウンしてもここまでのダメージを挽回できるとは思えない。アンドラジも攻め疲れがあるが強いパンチを入れていく。バラォンパンチからタックル。切られた。ワンツーをもらう。アンドラジ最後にパンチからボディにバックスピンキック。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でアンドラジ勝利。2Rもテイクダウンからコツコツしていただけのバラォンには入らなかったか。

UFC on ESPN+22:第2試合・アリアネ・リプスキ vs. イザベラ・ジ・パードゥア

女子フライ級だったが、計量2日前にオファーを受けたパードゥアが4.5ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。ブラジル人対決。

シュートボクセ出身のストライカー・リプスキはポーランドのKSWで王者になったが、UFCでは得意の打撃でも押される展開でここまでいいところなく2連敗中。

ヴェロニカ・マシードの急病により、急遽UFCデビューを決めたパードゥアだが、本来はストロー級の選手。MMAデビュー戦で敗れた後、3年半のブランクを経て、昨年11月の2戦目で勝利すると、1年間で5連勝した。が、相手も同じくらいのキャリアの相手ばかり。20日前にストロー級に落として試合をしているが、普段はかなりリバウンドしているのか、直前の試合決定とはいえ大幅オーバーしてしまった。

パンチで出るリプスキ。ヒットしパードゥアダウン。インサイドからパウンドを入れるリプスキ。パードゥアはクローズドガードに。パウンド・肘をもらうが三角へ。しかし外したリプスキ。立ってスクート。パードゥア立った。打撃戦。リプスキのパンチがヒットするがパードゥアタックル。テイクダウン。今度はリプスキがクローズドガードでパードゥアがパウンドで攻める。リプスキも立つ動きなくクローズドでディフェンスに徹する。残りわずかで膝十字を狙ったがホーン。

1Rはダウンを奪ったリプスキ。

2R。リプスキがパンチ連打を打ち込むとパードゥアタックルに。クラッチしたがこらえたリプスキ。引き込み気味に下になるパードゥア。ハーフからリプスキパウンド。足をサバいてパスを狙うリプスキの顔面を下から蹴り上げてしまうパードゥア。反則で減点1。ガードから再開。ハーフにしてパウンドを落とし続けるリプスキ。残りわずかでパスを狙ったリプスキに下から横三角。時間がないが腕を極めに行くが外れてホーン。

2R減点込みで10-8リプスキ。

3R。リプスキがパンチからハイを放つがパードゥアがそこにタックル。テイクダウン。上になったパードゥアだがリプスキ下から足関に。膝十字。伸びかけたが防いでパウンドを入れるパードゥア。リプスキもぐってスイープ成功。パードゥアギロチンを仕掛けるがすぐ抜かれる。パードゥアはラバーガード。しかし解除されパウンドをもらい続ける。タイムアップ。

30-26×2、29-27の3-0でリプスキ勝利。

1Rのみ判断が分かれたが、2R・3Rはリプスキが攻勢でUFC初勝利。

パードゥアはグラップラーなのかもしれないが、直前で階級上の試合(ただし大幅オーバー)であまりいい部分は見せられず。

UFC on ESPN+22:第1試合・ヴァネッサ・メロ vs. トレイシー・コルテス

女子バンタム級。当初は両者0.5ポンドオーバーと発表されていたが、秤が0.7ポンド重く設定されていたとのことで、両者ともリミットいっぱいでクリアに変更されている。本来はデューダサンタナ vs. レア・レットソンだったが、サンタナの代役でメロの出場が決まった後、レットソンも欠場し原型がないカードに。

メロは2ヶ月前に試合10日前のオファーでUFCデビューが決まったが4ポンドオーバー。ランカーのアイリーン・アルダナにスタンドでパンチを出していくがヒットせずアルダナのパンチを貰い続けて完封負け。いいところは見せられなかった。

コルテスは今年7月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約。MMAプロデビュー戦では一本負けしたが、そこから6連勝。本来はフライ級の選手。兄のホセ・コルテスがUFCを目指してMMAデビューしたのを見て自らもMMAを始めたが、兄はその後ガンで亡くなり、左の二の腕に兄のタトゥーを入れている。

地元の声援をバックに出ていくメロ。ワンツーがヒット。コルテス下がるが前蹴り、サイドキックを入れる。ワンツーがヒット。左ボディから右フック。コルテスタックルを見せるが切られるとパンチを打ち込む。ホーン。

1Rは手数でコルテス。

2R。コルテスがタックルへ。ケージに押し込みテイクダウン狙い。膝をつかせる。両足を束ねて倒しかけるがギリギリこらえたメロ。バックに回りなおもテイクダウンを狙い続けるコルテス。テイクダウンを狙いつつ細かいパンチも入れる。メロ正対できず、バックを取られたままの展開が続く。そのままホーン。

2Rもコルテス。

3R。パンチの打ち合いで打ち勝ったメロ。コルテス後退しながらタックルを伺うが、そこにまたパンチをもらう。しかしシングルレッグ。初めてテイクダウンしメロに背中を付けさせた。ハーフで固められたままの展開が続くメロ。押さえ込みながらコツコツパンチを入れるコルテス。ハーフの足を二重絡みして身動きを取らせない。パウンド連打。残り50秒でようやく二重絡みを解除させたメロだがなおもハーフの体勢が続く。足で蹴って離したメロだがコルテス再度ガードに入ってパウンド。タイムアップ。

判定30-27×2、29-28の3-0でコルテスがUFCデビュー戦勝利。打撃では押される場面もあったが、メロのグラップリングの対応の拙さに助けられた。

ONE103:AGE OF DRAGONS:ユサップ・サーデュラエフ vs. 竹中大地

バンタム級。今回はリングでの試合。

ミドル、カーフキックを入れた竹中。パンチ・ミドルから組み付いた。コーナーに押し込む竹中。膝を打ち合い離れるが、竹中がパンチで出るとまた押し込む。ブレイク。またカーフキック。ミドル。ゴング。

 2R。パンチで出た竹中。サーデュラエフはタックル。組み止めてコーナーに押し込む竹中。サーデュラエフ離れる。竹中のカーフに左ストレートをあわせるサーデュラエフ。パンチで飛び込むサーデュラエフ。竹中もカウンターを狙う。サーデュラエフが組み付いたが竹中コーナーに押し込んで膝。ブレイク。サーデュラエフが左で飛び込み首相撲から膝。竹中はパンチを入れるがまたコーナーに。膝や細かいパンチの入れ合い。ゴング。

竹中ややリードしているが、3Rに大きい場面があれば引っくり返る程度の差。

3R。打撃戦でレフェリーが一旦ストップ。竹中はまぶたをカットした模様。ドクターチェックから再開。パンチを入れたサーデュラエフがタックルに。受け止めた竹中だがサーデュラエフがコーナーに。膝。尻クラッチからテイクダウンを狙うがこらえた竹中。離れたサーデュラエフがまたタックル。倒せず押し込み。離れた。残り90秒。3Rは手数が少ない竹中。パンチが相打ち。パンチを打ち込んでいく竹中だがユサップも打ち返す。ゴング。

3Rはサーデュラエフだが、トータルだとどちらが支持されるか微妙。

判定2-1でサーデュラエフ勝利。内容は互角だったが、後半取った方がが支持されたか。

RIZIN.20:Bellatorとの対抗戦として朝倉未来 vs. ジョン・マカパ、元谷友貴 vs. パトリック・ミックスが決定

晦日RIZIN.20で行われるRIZIN vs. Bellator対抗戦2試合が発表。リングでRIZINルールとして行われる。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(61.2kg)※肘あり]
元谷友貴 vs. パトリック・ミックス

ミックスはBellatorではまだ2戦しかしていないが、初戦でジェイムス・ギャラガーを下したリッキー・バンデハスに秒殺一本勝ち。先月末に行われたばかりの2戦目では初参戦のチャップマンからスロエフストレッチでやはり1R勝利。Bellatorバンタム級の今後の期待の選手。元谷とのグラップラー対決は今回の対抗戦の中で一番の好カード。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(66.0kg)※肘あり]
朝倉未来 vs. ジョン・マカパ

マカパはBellator6勝3敗だが、6勝のうち5試合は前座での試合で、現在開催されている16名参加のフェザー級トーナメントからは落選している。つまりはBellatorフェザー級ランキングで15位に入らないクラス。これが対抗戦最終試合となり「大将戦」と称されているが、Bellator代表にしては残念な選手。せめてフェザー級トーナメントに出場した選手から選んでほしかったが。

Bellator JAPAN:RIZIN vs. Bellatorの対抗戦3カード&RIZIN提供試合4試合決定。

12.29 Bellator JAPAN追加カード。なお、大晦日RIZIN.20でもRIZIN vs. Bellatorの対抗戦2試合が組まれており、対抗戦は全5試合となる。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
[ユニファイドルール : 5分 3R ウェルター級(77.1kg)]
ロレンズ・ラーキン vs. 中村K太郎

ラーキンはUFCのランカーだったが契約がまとまらずフリーエージェントに。Bellatorと契約すると、初戦でドゥグラス・リマのタイトルに挑戦したが判定負け。さらに次戦でポール・デイリーにKO負けし、昨年から開催されていたウェルター級トーナメントのメンバーからは落選したものの、その後3連勝中。

RIZINウェルター級は過去2試合しか組まれておらず、そのうち1試合で勝ったストラッサー起一はRIZINとの契約を満了してBellator参戦中のため、勝利経験があるウェルター級ファイターはK太郎のみ。RIZIN.19ではマルコス・ヨシオ・ソウザにKO勝ちした。しかしUFC時代は前座~中堅クラスで、ランカーとの対戦経験はない。実績ではラーキンが大きく上回る。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
[ユニファイドルール : 5分 3R ライト級(70.3kg)]
ゴイチ・ヤマウチ vs. ダロン・クルックシャンク

唯一のRIZIN代表外国人としてクルシャンがゴイチと対戦。ゴイチはフェザー級時代にISAOに完勝している。ライト級に上げてからは5勝1敗で、唯一の敗戦が前王者のマイケル・チャンドラー。

クルシャンは北岡・矢地に連敗したが、その後修斗王者松本やHEAT王者トム・サントス、TUFウィナーブランダォンに3連勝。しかし、ダミアン・ブラウンとトフィック・ムサエフに敗れて開催中のライト級GPにエントリーならず。

どうせならクルシャンに勝っている矢地の方が日本向けでいいと思ったが、アメリカで生放送される関係上、元UFCクルシャンの方が需要があったか。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
[ユニファイドルール : 5分 3R フライ級(56.7kg)]
イララ・ジョアニ vs. 渡辺華奈

ジョアニは先月(というか20日ほど前)にBellatorに初参戦したばかりで、Bellator代表というイメージはないものの、初戦で元UFCファイターのベック・ローリングスと対戦。カードが組まれた時は、てっきりローリングスの咬ませ犬役かと思われたが、膝十字で一本勝ちしている。渡辺華奈にとっては試練の試合。

以上3試合の対抗戦に加えて、既に発表済みのヒョードル vs. ランペイジ、チャンドラー vs. ベンヘンの5試合がBellator日本大会の全カードで、アメリカのケーブルテレビ・パラマウントネットワークで生中継される。その後、ポストリムファイトとして、以下のRIZIN提供試合が行われる。RIZIN提供試合はユニファイドルールではなくRIZINルール。ただしケージの模様。

RIZIN提供試合>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(71.0kg)※肘あり]
矢地祐介 vs. 上迫博仁

ともにRIZINでは前回敗れている者同士の潰し合い。ゴイチの相手としては矢地の方が良かったが、矢地の相手としては上迫の方が興味深い。

RIZIN提供試合>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(77.0kg)※肘あり]
住村竜市朗 vs. ジョン・タック

昨年8月にRIZINに参戦し、ストラッサー起一に肩固めで一本負けした住村が2度目の参戦。相手のジョン・タックは山本郁栄の養子となったとされ、以前RIZINのリングで「山本ファミリーになったんだから参戦させろ」と露骨なコネ参戦をアピールしていたが、元UFCファイターでUFC時代は五味隆典にも勝利している。今年9月のBellatorに出場予定だったが、相手の負傷欠場に流れており、約1年4ヶ月ぶりの試合。今回は本来のライト級からウェルター級に上げている。

RIZIN提供試合>
RIZIN女子MMAルール : 5分 3R(49.0kg)]
アンディ・ウィン vs. あい

昨年大晦日にプロデビューしたあいは、1年間で4勝3フィニッシュ。相手のウィンはRIZINデビュー戦では山本美憂に一本勝ちしたが、RENAにはボディブローでKO負け。昨年9月の山本美憂との再戦では押さえ込まれて判定負けし、直近6戦で1勝5敗。しかしあいにとっては過去最もキャリアがある相手との対戦となる。

RIZIN提供試合>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(53.0kg)※肘あり]
越智晴雄 vs. ジャレッド・ブルックス

8月に開始直後のバッティングでノーコンテストになった試合の再戦。

ポストリムファイトが全然Bellator要素がないが、通常のBellatorのプレリムもだいたい地元選手の試合だし、Bellatorロンドン大会なんかも本戦のみでプレリムでは地元プロモーションの試合が行われているので、Bellatorにとっては平常運転といえる。

RIZIN.20:堀口恭司が膝前十字靭帯断裂で長期欠場へ。朝倉海戦は中止に。

gonkaku.jp

晦日の12月31日「RIZIN.20」の「RIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む予定だった王者・堀口恭司(ATT)が怪我(これまでのダメージにより右前十字靭帯損傷、全治10カ月)により欠場。

膝の靭帯断裂の場合、1年以上の欠場になることもある。スピードが重視される軽量級だけに、復帰時に元のパフォーマンスが発揮できるかどうかも心配される。堀口はタイトル返上を申し入れているとのこと。朝倉海の相手がどうなるかは未定。 

 

UFC on ESPN+22:オッズ/予想と展望

ヤン・ブラホヴィッチ 1.50
ホナウド・ジャカレイ 2.70
マウリシオ・ショーグン・フア 1.38
ポール・クレイグ 3.20
チャールズ・オリヴェイラ 1.28
ジャレッド・ゴードン 3.95
アントニオ・アロヨ 1.95
アンドレ・ムニス 1.87
マルクス・ペレス 1.80
ウェリントン・トゥルマン 2.05
セルジオ・モラエス 2.60
ジェームス・クラウス 1.54
ヒカルド・ハモス 1.36
エドゥアルド・ガラゴリ 3.40
フランシスコ・トリナウド 1.80
ボビー・グリーン 2.05
ワーレイ・アウベス 1.83
ランディ・ブラウン 2.00
ダグラス・シウバ・デ・アンドラ1.42
ヘナン・バラォン 3.00
アリアネ・リプスキ 2.05
ヴェロニカ・マシード 1.80
ヴァネッサ・メロ 2.70
トレイシー・コルテス 1.50

6月から9週連続で開催し、8月に1週休んでから12週連続で開催していたUFCベントラッシュの最後を飾るブラジル・サンパウロ大会。来週・再来週と2週の休みに入る。

メインはホナウド・ジャカレイのライトヘビー級転向初戦。2連続で元ミドル級ファイターがJJのタイトルに挑戦するなどミドル級から上げた選手の活躍に触発されたというわけではないだろうが、ルーク・ロックホールドやクリス・ワイドマンの元王者勢が最近ライトヘビー級に上げているが、いずれも初戦でKO負け。アンソニー・スミスやチアゴ・サントスはミドル級では下位ランカーまたはノーランカーだったのに、ライトヘビー級に上げてから実力が開花しているのに対し、ロックホールドやワイドマンはミドル級で負けがこんできてからライトヘビー級に転向している。

ジャカレイも残念ながら後者のパターンと思われているのか、オッズではアンダードッグ。Strikeforceではミドル級タイトルを獲得したが、UFCミドル級ではいずれもあと1勝していればタイトル挑戦という試合を落としてタイトル戦のチャンスを逃している。前回はランカーになったばかりの格下ハーマンソン相手に手数が少ない展開で判定負け。来月40歳になる。

相手はランキング6位のブラホヴィッチ。UFCデビューから6戦は2勝4敗で前座~中堅クラスだったが、その後の6戦では5勝1敗。ボーナスも4度獲得している。前戦はロックホールドのライトヘビー級転向初戦で、タックルを切ってロックホールドが消耗したところにパンチを打ち込みKO勝ち。

ジャカレイもテイクダウンには苦労しそう。まず打撃でどこまで勝負できるかによる。ミドル級時代は重い打撃も武器になっていたジャカレイだが、ライトヘビー級ではどうか。勝てば一気に上位ランカーとなり、悲願のタイトル挑戦も遠くはないが。

ブラホヴィッチ判定勝ち。

セミでは元ライトヘビー級王者のショーグンが登場。昨年、3連勝で当時の王者コーミエが対戦相手に指名したこともあったが、アンソニー・スミスに1RKO負け。昨年12月のオーストラリア大会では、27歳で地元のタイソン・ペドロの咬ませ犬としてあてがわれ、1Rにはパンチの猛攻で劣勢となったが、2R以降失速したペドロを最後はパウンドでKOし、ビッグアップセットを演じた。

相手は3連敗中のサム・アルヴィーだったが、アルヴィーが拳を負傷し、ポール・クレイグに変更。極端な下攻めファイターのクレイグは、UFC4勝4敗で、4勝はすべて一本勝ちでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。特に、そのうち3試合はガードからの腕十字・三角絞め。一方、打たれ弱さもあり、4敗のうち3敗はKO負け。

ダメージが蓄積しているショーグンにとっては一発のあるアルヴィーよりはだいぶ楽な相手。オッズも2012年のブランドン・ヴェラ戦以来の大差のフェイバリット。

一方、第3試合という扱いの元バンタム級王者バラォンが再度のフェザー級転向。現在4連敗で、直近2試合は体重オーバーしている。相手は同じブラジルのダグラス・シウバ・デ・アンドラジだが、UFC3勝3敗の前座ファイター相手にアンダードッグ。年齢はまだ32歳だが、ここで負けたらさすがにリリースか。

第1試合開始は17日朝7時。速報します。

UFC:ギルバート・メレンデスがUFCからリリースされる。

www.mmafighting.com

ギルバート・メレンデスUFCからリリース。メレンデスはStrikeforceでライト級王者だったが、2013年にUFCがStrikeforceを買収し、UFCに参戦。初戦で当時王者のベンソン・ヘンダーソンのタイトルに挑戦するもスプリット判定負け。2戦目はディエゴ・サンチェスに判定勝ちしたが、結果的にこれが唯一のUFCでの勝利となった。

翌年、TUFのコーチ対決でアンソニー・ペティスのタイトルに挑戦するがギロチンチョークでキャリア初のタップアウト負け。そこからさらに2連敗し、階級をフェザーに落としたもののさらに2連敗。6年間トータルで1勝6敗。

現在メレンデスは現在自らのジムでコーチ業に専念しているが、現役を続行するかどうかは不明。