フライ級。エリオット11位、朝倉15位。
エリオットは38歳でフライ級最年長ファイター。UFC9勝11敗(2一本勝ち)。2016年のTUF24で優勝し再契約後は7勝7敗。キャリアでは20勝13敗1分(3KO・7一本勝ち)。昨年5月に平良達郎戦が組まれたが、膝前十字靭帯の損傷で欠場。約1年8ヶ月ぶりの試合となる。年齢と、スピードが命のフライ級での膝の負傷からの復帰初戦と、不安要素が多い。得意技は首系サブミッションで、TUF優勝後に組まれたDJとのタイトルマッチでも度々仕掛けて見せている。スタンドではトリッキーな打撃も見せており、ヌルマゴ軍団のタギル・ウランベコフからは左オーバーハンドでダウンも奪っている。
朝倉は31歳。UFC0勝1敗、キャリアでは21勝5敗(13KO・3一本勝ち)。RIZINでは2019年に堀口戦が組まれ、格差マッチとも言われていたが、まさかの秒殺KO勝ちで一気にトップに。しかし、その年の大晦日に組まれたマネル・ケイプ戦ではKO負け。ケイプのUFC移籍・タイトル返上によって扇久保にKO勝ちしてバンタム級タイトルを獲得したものの、2020年の大晦日には堀口のカーフキックで足を殺されKO負けし、タイトルを失う。2021年のバンタム級GPは準決勝で拳を負傷し、決勝で扇久保に判定負け。復帰後、バンタム級王座決定トーナメントで元谷・フアン・アーチュレッッタをいずれも腹へのテンカオでKO勝ちして下し、王座奪還。昨年UFCと契約すると、初戦でフライ級王座に挑戦する大抜擢を受けるが、パントージャには組み・打撃で圧倒されて完敗。何よりもまずUFCでの初勝利が欲しい。
オッズはエリオット3.45倍、朝倉1.33倍。
両者オーソドックス。スイッチしながら半身で変則的な蹴りを見せるエリオット。関節蹴り。逆ワンツーを入れた朝倉。右で飛び込むとバックステップで距離を取るエリオット。ハイ、バックスピンキックはヒットせず。左ボディから右フックをヒットさせた朝倉。パンチ4連打を入れた朝倉。パンチを打ち込んだがエリオットも左フックを返した。踏み込んで右を打ち込んだ。さらに右。顔面に人。詰めて連打。ケージに詰めたが一旦離れる朝倉。ジャブがヒット。さらに右。打ち下ろしの右。エリオットはさかんにフェイントを見せる。テンカオを腹に入れた朝倉。エリオット右のジャブを入れる。残り1分。センチャイキックを見せるエリオット。朝倉の左ハイをキャッチしたエリオットがテイクダウン。サイドで押さえ込んでいる。押さえ込んだまま脇腹にヒザ。上半身を固めたが残り10秒。ブリッジで逃れようとする朝倉。ヒジを落とすエリオット。残りわずかでうつ伏せになって立った。ホーン。
1R朝倉。
2R。スイッチを繰り返すエリオット。変則的な蹴り。左オーバーハンド。また左を出す。カーフを蹴る。パンチを振るエリオットだが、距離を取り触れさせない朝倉。朝倉の右のタイミングで詰めて左を入れたエリオット。また左オーバーハンド。朝倉ワンツー。エリオット詰めてきた。エリオットの左オーバーハンドをかわして左を入れた朝倉。ボディに右を打ち込んでいく。ジャブ、ワンツーで近寄らせない朝倉。ワンツー。エリオット初めてタックル。テイクダウン。すぐに立ったが背中に乗るエリオット。が、ケージ際に来ると自ら降りて離れた。エリオットカウンターのタックル。残り75秒でテイクダウン。ガードから体を起こしたところで必殺ギロチン!マウントで絞める!朝倉タップ!
ガードから立つために足で距離を作ろうとして体を起こしたところにエリオットの必殺のギロチンに捕まった朝倉。1R終盤にテイクダウンを取られてから、2Rにはスタンドでもエリオットが対応してきてテイクダウンを取られるようになってしまった。